今回はデバイス関連の話。
今はもう定着したKindleの読書リーダー、Paperwhite。
PaperwhiteはPCにつなげて、fontsフォルダにフォントファイルを入れることで、自由にフォントを設定可能です。(Fireはできないぽい)
わたしが使用しているのはフリーフォントの「はんなり明朝」です。
うっとりするような趣がありかつ、縦書きでも絶妙に読みやすいフォント。
実際に使っている感じはこちら。(作品はたまたまデータがあった林芙美子『浮雲 』/青空文庫)
デフォルトの筑紫明朝はこんな感じ。
んんん。悪くはないけども、情緒は落ちる。
特に文学作品なんかを読んでいる時は、「はんなり明朝」の醸し出す繊細な雰囲気に浸れる気がします。
またパッと見たときの可読性も高い。
漢字と平仮名が違うフォントを組み合わせにより、字の幅が違うせいかな?
最近気に入ってるフォント「さつき現代明朝」も試してみることに。
綺麗。平仮名もさることながらカタカナの独特な肉筆感が味を醸し出しています。
「と」「ろ」「か」「た」、ちょっとずつ活字からズレたかたちなのがなんともいい。
強いて言うとすれば、文字の雰囲気がありすぎて、文学作品以外の本との食い合わせが悪いかもしれない?
同じ箇所のはんなり明朝。
こうして写真を撮ってみるとわかりやすいのが、はんなり明朝は少し薄いかもしれないということ。
「はんなり」という名前どおりというか、文字通り「線が薄い」。
若干だけれど、光で飛びやすい。
目が疲れているタイミングだと、肉厚というか線が濃いさつき現代明朝の方が読みやすい気がする。
反面、キャラの主張が少なく、どんな内容でもスッと馴染んでくれるのははんなり明朝に軍配が上がる。情緒を添えつつ、読みやすくしつつ、黙っていてくれる感じ。
一方にしぼらなきゃいけないというわけでもないし、どちらもインストールしといて、書籍内容や体調で使い分けるのがいいかもです。
何はともあれ、こういう風にフォントを取っ替え引っ替え試せるのは電子書籍の「おいしい」ところ。これからもいろいろ試していきたいです。
自分はこんなの使ってますよ!などあったら、コメントで教えて下さい。
それではまた!
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